Foojin' QUATTRO BLACK

空を見て海に立つ。海に立ち風を切る。全力ロックショア。こんなにイカれた釣り、他にない。

TECHNOLOGY & PERFORMANCE

クワトロブラックに求めたのは、比類なきパワーと絶対的な信頼性の上に成り立つ操作性の高さだった。
研鑽され尽くしたフィールドワークとアピアのブランクテクノロジーの融合は、超現代的ショアジギングロッドとして昇華。

モデルごとに最適な素材を選定-シャープな振り心地でありながら、しなやかさと粘り、復元力に満ちた弾力のあるブランクを製作。スリットカーボンテープ、4軸カーボンの融合がもたらす剛性感に優れたブランクは、ねじれや潰れへの耐性が高く、他のどのロッドとも違う、弾むような質感を備えている。結果、全ての機種が橋本健二の個性とスタイルを体現するロッドアクションになっている。
全機種、富士工業社製Kフレームシリーズガイドを中心に、バットガイド&#1元ガイドにはMNSG(40&25)を逆付けで装着。強度、トラブルレスを考慮した実績のガイドセッティングを施した。
信頼と実績のFuji/DPS20に、オリジナルアルミナットと
リールのホールド性を高める緩み防止リングを装着。

SPECIFICATION

 モデル  規格 全長(ft) ルアーウェイト(g) ライン MAX(PE) 重量(g) メーカー希望本体価格
円(税別)
 WILD THING 100MHX 10'0'' MAX120 ♯5 365 ¥55,800
100H 10'0'' MAX120 ♯5 361 ¥55,800
106H 10'6'' MAX120 ♯5 370 ¥57,800
 C-GORILLA 96HX 9'6'' MAX150 ♯5 395 ¥57,800
105HH 10'5'' MAX150 ♯6 392 ¥59,800

※カーボン含有率は全て99.6%。継数は全て2本。ルアー重量のミニマム表記は個人の技術や感覚に違いがあるため表記しておりません。写真は製品仕様と異なる場合があります。
 記載の価格は2015年4月1日より適用の新価格となります。

ターゲット別


ルアー別


シチュエーション別


WILD THING

WILD THING 100MHX

WILD THING 100MHX

Length:10'0" Lure:MAX120g PE Line:MAX#5 Weight:365g ¥55,800

脆弱では話にならない、強いだけでは意味がない

シリーズ随一の軽量感。手元寄りでパワーゾーンが立ち上がるタメの効かせやすいブランク特性を示し、アングラーへの負担を軽減。4~8kgクラスの中型回遊魚をメインターゲットとする60~80g前後のジグ/60gクラスまでのプラッギングでのアプローチに極めて軽快な取り回しを発揮。食い渋る状況下、狡猾な大型へのフィネスなアプローチにも対応する懐の広さを備える。ジグのナチュラルなアクションの演出と、プラッギングでの水絡みを考慮したしなやかさが特徴。

WILD THING 100H

WILD THING 100H

Length:10'0" Lure:MAX120g PE Line:MAX#5 Weight:361g ¥55,800

ロックショアゲームのハイスタンダードモデル

ロックショアでのスタンダードとなる10ft.レングス・ファストアクションに設計。ベリーセクションのパワーの立ち上がりがスムーズで、ダイレクトな操作性が特徴。60~120gの幅広いウェイトのジグの使用に高次元に対応。軽快な使用感を発揮するオールラウンダーモデルとして、ロッドの携行に制限のあるフィールドやパターンを絞りこみにくい場合にはプラッギングモデルとしても高いパフォーマンスを発揮する。

WILD THING 106H

WILD THING 106H

Length:10'6" Lure:MAX120g PE Line:MAX#5 Weight:370g ¥57,800

プラッギングゲームにライブリーな息吹を

計算し尽されたテーパーデザインとロッドバランスで、ダイビングペンシルやポッパーなどによるアプローチに焦点を当てた、プラッギングスペシャルモデルといった様相を色濃く示すモデル。特筆すべきはワラサ(メジロ)クラス~大型ヒラマサまで対応する懐の広さ。ティップからベリーセクションにかけて絶妙なしなやかさを備え、波気のあるフィールドコンディションでもルアーの水絡みを損なわない高い操作性を発揮する。

C-GOLLIRA

C-GOLLIRA

C-GOLLIRA 96HX

Length:9'6" Lure:MAX150g PE Line:MAX#5 Weight:395g ¥57,800

ジグスペシャルとして特化した性能を示す、
剛柔併せもつ快腕モデル

9'6''というレングスと曲がるほどに漲るブランクの反発力で、スタンダードな80~120gのジグはもちろん、ラインスラックを活かしての120~150gクラスのロングジグの操作まで幅広いウェイトや形状のジグの操作性を追求。ジグを引きすぎない適度なしなやかさを備えたティップ、強靭なベリー~バットセクションをバランス良く融合。磯際で勝負できる軽快な取り回しを発揮するストロングスタイルモデル。

C-GORILLA 105HH

C-GORILLA 105HH

Length:10'5" Lure:MAX150g PE Line:MAX#6 Weight:392g ¥59,800

ハイパワーゲームを制する海のゴリラ

大型のヒラマサやキハダマグロなど、10kgオーバーの回遊魚をメインターゲットに、心身研ぎ澄まして磯に立つ求道者に贈るHHモデル。ビッグプラグを中心とするアプローチを考慮した操作性と、想像を超える究極の暴威に対処するべく、思い切った勝負に踏み切ることを可能にするロッドアクションとバランスを追求。クワトロブラックシリーズNo.1の最強スペック。

HASHIMOTO's Impression!
1本ですべてをこなすショアジギングのバーサタイルロッド

WILD THING 100Hは、あらゆるシチュエーション、あらゆるルアーをカバーする汎用性の高いロッドである。何をやらせても器用にこなす。だがあえて特化した性能について語るならば、このロッドはジグロッドである。
ジグをジャークした際、スライド系のジグならばジャークするタイミングが取りやすく、スライド幅をアングラー側で意図的に操作できる。ブランクス全体に張りがあり、微調整がやりやすい。アングラーのジャークを不要に吸収してしまうロッドでは、ハイプレッシャーな現代青物フィールドにおいて、その日その時によって変わるジグのアタリパターンを演出しきれず、通用しなくなりつつある。
硬く張りがあるブランクスではあるが、ジャークしていて体の負担はむしろ少ない。ショアジギングは体力勝負というイメージがあるかもしれないが、バランスよく持ち重りしないので、長時間のジャークにも耐えうる。それでいてスローリトリーブ時のバイトに対するティップの食い込みはいい。フィールドテストでは常用80~120g、強風時には150〜200gまで使用した。渾身のフルキャストで投げやすいのは120gまで。それ以上は加減した方がいい。
WILD THING 100Hは「ショアジギングをはじめてみたい」「1本ですべてをこなしたい」、そういったアングラーの要望には満たして余りあるロッドである。
橋本 健二について

閉じる
HASHIMOTO's Impression!
プラグに命を吹き込むためのプラッギングスペシャル

ショアジギングという通り名ではあるが、昨今の青物シーンにおける主役はプラグである。磯というフィールドは、オフショアに比べればはるかにシャローの釣りであり、ポッパーないしダイビングペンシルでほとんどの釣りがカバーできてしまう。中にはプラグしか投げないという人も多いのではないだろうか。
ジグのジャークに比べると、プラグのアクションはどこまでも繊細なものとなる。ともすれば、シーバス顔負けのシビアな操作を要求される。そういったアクションを常時繰り出し続けるには、プラグ操作に特化したロッドが必要となる。
立ち位置を確保するだけで精いっぱいのショアジギングでは、足場が水面から高いことがままある。その際、少しでもロッドティップを海面に近づけるための10フィート6インチ。これ以上の長さになると、ファイトにおけるアングラー側の負担が大きくなりすぎる。
繊細なティップとは対照的に、強くトルクフルなベリー部は高さと角度を保つことで、沖に点在するシモリをかわすことができる。またトップウォーターの釣りでは、最近増えつつあるショートバイトにも機敏に反応し、モーションの速いフッキングをロッドのベリー部で完結できる。
橋本 健二について

閉じる
HASHIMOTO's Impression!
10㎏超の青物を制するためのロッド

具体的には、パワーはワイルドシングシリーズの30%増で、吊り上げ強度が16㎏ある。ジグのキャストは200gまで可能で、80㎝未満の青物には明らかにオーバーパワーだ。
欲したのは圧倒的なパワーといいたいところだが、振り続けることができないロッド重量、ルアーに命を吹き込めないアクションでは意味がない。まずは掛けること! それにはきちんと振り切ったキャストが可能で、ジャークを続けてもなお体力を温存できるシャープさと軽さは必須。さらにそれらを踏まえた上で、ファイトに重きをおいたモデルである事。神出鬼没、百戦錬磨のモンスターを手にするために求めるハードルは極めて高い。
加えて4軸カーボンという素材は、最後のひとタメを安心して曲げていける独特な感触がある。折れそうだと思ったら、恐くて曲げることはできない。後手に回っては獲れない魚がいる。そんなロッドが多い中、C-GORILLA 105HHはちがう。遠慮なく負荷を掛け、安心して曲げていける。案外4軸カーボンはショアジギングロッドで真価を発揮する素材かもしれない。
話は戻るが10㎏の青物。ショアジギングでは、けして頻繁に会えるターゲットではない。正直言って80㎝5kgのハマチと100㎝10㎏超のブリでは、引きはまるで別物になる。ゆえに10㎏そこそこまでを見据えたWILD THINGよりも上の、明らかに10kgを超えてくる獲物を仕留めにいくにはC-GORILLA 105HHの出番だ。
ただそう言うとガチガチで強く重いロッドを想像するだろう。もちろん強い。けれど思った以上にスムーズなテーパーを描く。あるいはWILD THINGとさほどパワー差を感じない人もいるかもしれない。荷重に対する初期の入りは極めてスムーズ。けれど、そこからさらに腰を落とし、目いっぱい負荷を掛けていっても全く音をあげることなく、荷重をロッドが受け止めてくれる。おそらくこのロッドを100%曲げきれる人はそう多くないだろう。ただ、ロッドのファイト荷重に対する許容レンジは広く、小柄で体重が軽い人でも、強靭な肉体を誇る巨漢でも、人それぞれにあったロッドの顔を見せる味付けになっている。必ずしも体力自慢以外には使いこなせないロッドではない。もう少し補足すると体力がない人でも10kgを手にしやすいロッドである。
不安定な足場で、長時間のファイトを見据えているのはもちろん、口切れさせないこと、不要に魚を暴れさせないことにも配慮している。C-GORILLA 105HHはバットまでフルベンドさせ、真っ向勝負するためのレギュラー設計になっており、アングラーができることはただひたすらロッドの角度をキープしつづけること。あとはC-GORILLA 105HHがジワジワと体力を奪い取り、モンスターのギブアップを誘い、K.O.に導いてくれるはずだ。
橋本 健二について

閉じる
ショアジギングロッド トップ