APIA 2017

転がる石のように。

革命にも、冒険にも、恋愛にも、ものづくりにも。
前進しようとする人の道のりには、
必ずどこかで壁や困難が立ちはだかる。

映画の世界でも、快進撃の連続だけではドラマは成り立たない。
主人公たちが、困難と向き合い、どのように乗り越えるかに
心を揺さぶるストーリーがあり、感動がある。

ブランドの歩みを物語にたとえてみても、
おそらく遅かれ、早かれ、いずれは、そういう段階がやってくる。
むしろ課題や壁にぶち当たることがないようなら、
それは、無難な道を選びすぎたということに他ならない。
壁や困難の存在は、「挑戦した」という事実の一つの証。
課題や困難にぶつかってこそ、磨かれる技術があり、
生み出される創意工夫もある。
転がることを止めた時点で、そのブランドには苔が生え始めてしまうだろう。

それならば、転がり続け、困難にぶちあたっていくことを選ぼう。
傷つくと同時にカドが取れ、前進にふさわしいカタチに仕上がっていけばいい。
その道程で、余分な贅肉は、削ぎ落とされ純粋な美しさに辿り着く。
転がる石のように。

転がり、立ち上がり、壁と困難に立ち向かってこそ
辿り着ける最高水準があることを信じる。
2017年、私たちはそんな道を歩んでみたい。

転がる石が、辿り着く先。

苦渋の決断を味わった一方で新しい一歩を刻んだ。
正直に言えば、私たちにとっての2016年はそんな年でした。

時間と情熱をかけて創り上げてきた新製品の発売中止。
どうしてもスタッフみんなが納得出来る製品に仕上がらなかったのです。
開発中から期待の声は届いていましたから、
そのまま発売しても、売れたのではないかと思います。
けれど、そんな中途半端な状態で世に出してしまうわけにはいかない。
これは私たちにとっても、大きな岐路だったのかもしれません。

ユーザーや各方面のみなさんにご迷惑をおかけしたことも含めて、
改めて「必ずやみなさんが喜んでくれる最高のモノを創り上げよう」と
決意をあらたにすることができました。
この先も納得のいかないモノは決して世に出さない。
つねに最高水準を提供したい。そんなメーカーとしての思いを込め、
2017年のテーマは、"STATE OF THE ART" としました。

新たな仲間との出会いを経て、ライトゲームやロックフィッシュの分野でも
一番を獲りに行くという意志。
業務提携で完成したルアーづくりのプラットフォームを活かし、
シーバスの分野でも改めて、妥協せず最高水準を目指したいと考えています。

株式会社アピア
代表取締役 宇津木 善生